BW1の乱数調整に必要なパラメータの特定方法
0.目次
※実際の手順は3からです
1.事前知識
1-1.BW1とBW2の違い
1-2.使用本体の種類
赤枠の『ニンテンドーDS』『ニンテンドーDSlite』本体が説明対象
1-3.MACアドレス
MACアドレスとは?
ネットワーク機器1台1台に割り当てられた固有の管理番号のこと
BW乱数ではパラメータの一種である
MACアドレスは重複しない仕様であるため、DS本体を変更した場合は本記事の作業をやり直す必要があります
(参考サイト:MACアドレスとは?)
1-4.Timer0
Timer0とは?
IT・工学分野では一定(指定)時間が経過するごとに、超高速でカウントアップしているタイマーの1つ
BW乱数ではパラメータの一種であり、製造時期・使用本体・ソフトなどによっては取りうる値が変動する
毎回一意の値をとるわけではなく、起動時間や環境などによっても値が変動することがある(BW1では2種類の範囲の値を取る)
2.乱数調整ツールのDL
- seedparamsearch ver1.02
(※seedparamsearch2ではありません) - SyokiSeedSearch(通称:SSS4)
- bwseedlist
ツールが動かない原因
- 解凍していない
www.pc-koubou.jp - .NET Frameworkを導入していない
3.seedparamsearchの設定
3-1.パラメータを入力する
パラメータ | |||
種類 | ブラック1 | ホワイト1 | |
nazo値 | |||
Vcount | |||
Timer0 | c79~c7b | c67~c69 | |
Timer0(出ない時) | c85~c89 | c75~c78 | |
Frame | Frameは本体の種類によって異なる | ||
ニンテンドーDS | ニンテンドーDSlite | ||
8 | 6 | ||
GxStat | |||
MACアドレス | 本体依存 |
※Timer0(出ない時)は、Timer0の値が特定出来なかった場合にお試しください
MACアドレス確認方法を開く
裏技的なもの
『seedparamsearch』と同じフォルダに『config.txt』を作成
下記のテキストを保存した状態でツールを開くと、
パラメータが入力された状態になります
ブラック1
c79
6000000
6
XX-XX-XX-XX-XX-XX
2215f10
ホワイト1
c67
6000000
6
XX-XX-XX-XX-XX-XX
2215f30
4.パラメータ特定作業
4-1.ソフト選択時間を決める
ソフト選択時間を決めてその時間にソフトを起動します
【設定例】2000年1月1日00時00分15秒にソフト選択
4-2.ゲーム内操作の流れ
4-2-1.ソフト選択
指定時間と同時にDSメニュー画面よりソフトを選択する
4-2-2.白い画面
DS画面でソフト選択してからロゴが出るまでの一定時間(約5秒)は白い画面となります
この画面の間はボタンを押さないこと
4-2-3.さいしょからはじめる
セーブデータの有無に関わらず最初から始める
セーブデータがある状態で、最初から初めても上書きされません
4-2-4.IDを確認する
主人公の名前を決定後、操作可能なったらIDを確認します
※『いいえ』を押すごとに乱数を消費するので、1回で決めましょう
4-3.seedparamsearchに結果を入力
※消費数の下限20だと出ない場合あり
入力ポイント
- 裏ID総当たりにチェック
- 前後数秒の幅を持たせる
- 裏IDは空欄にする
- 消費数は下限15程度(不安なら0~)
4-4.seedparamsearchに結果を確認
実際のソフト選択時間+1秒がツール出力時間になっていること
4.よくある質問
Q,Frameの値が7で出力されました
A,7の場合は、正しい結果ではありません
Q,範囲を拡げたら結果が出ましたが、正しいですか?
A,いいえ、間違った結果が出ただけです
パラメータの範囲を拡げて再検索すれば、結果が出力されることがあります
しかし、その結果は正しくない結果のため、使用しても乱数調整はできません
多くのパラメータ特定方法の記事では、
特にTimer0の範囲が必要以上に広く間違った結果が出やすくなり、躓くポイントなので注意が必要です
Q,結果が出ません
A,主な失敗原因は以下となります
- 白い画面中にボタンを押している
- 時間設定を間違えている
- ニンテンドーDS/ニンテンドーDSlite以外を使用
- パラメータの入力ミス
- 本体を変えた(MACアドレスが違う)
- ソフトが違う(BW2を使用など)
- 想定範囲外のTimer0の値を取っている(後述)
Q,正しい手順を行ったが結果が出ない場合
(『正しい手順のはずだ』ではなく、『実際に正しい手順』を行っていた場合)
A,Timer0の範囲を拡げて再検索しましょう
製造時期や環境などによっては想定範囲以外の値を取ることもありえるため、範囲を拡げて再検索しましょう
この工程を実施した場合は、別の時間でも特定作業を行い結果が正しいことを確認しましょう
(参考:BW乱数調整解説 乱数の仕組み)