BW2の乱数調整に必要なパラメータの特定方法
0.目次
※実際の手順は3からです
1.事前知識
1-1.BW1とBW2の違い
1-2.使用本体の種類
赤枠の『ニンテンドーDS』『ニンテンドーDSlite』本体が説明対象
1-3.MACアドレス
MACアドレスとは?
ネットワーク機器1台1台に割り当てられた固有の管理番号のこと
BW乱数ではパラメータの一種であり、MACアドレスが重複しない仕様のため、DS本体を変更した場合は本記事の作業をやり直す必要があります
(参考サイト:MACアドレスとは?)
2.乱数調整ツールのDL
- seedparamsearch2
(※seedparamsearchではありません) - SyokiSeedSearch(通称:SSS4)
- bwseedlist
ツールが動かない原因
- 解凍していない
www.pc-koubou.jp - .NET Frameworkを導入していない
3.seedparamsearch2の設定
3-1.パラメータを入力する
パラメータ | |||
種類 | ブラック2 | ホワイト2 | |
nazo値 | 209a8dc | 209a8fc | |
2039ac9 | 2039af5 | ||
21ff9b0 | 21ff9d0 | ||
21ffa04 | 21ffa24 | ||
21ffa04 | 21ffa24 | ||
Vcount | 82 | ||
Timer0 | 1102~1108 | 10F5~10Fb | |
Frame | Frameは本体の種類によって異なる | ||
ニンテンドーDS | ニンテンドーDSlite | ||
8 | 6 | ||
GxStat | |||
MACアドレス | 本体依存 |
MACアドレス確認方法を開く
裏技的なもの
4.パラメータ特定作業
4-1.ソフト選択時間を決める
ソフト選択時間を決めてその時間にソフトを起動します
【設定例】2000年1月1日00時00分15秒にソフト選択
4-2.ゲーム内操作の流れ
4-2-1.ソフト選択
指定時間と同時にDSメニュー画面よりソフトを選択する
4-2-2.白い画面
DS画面でソフト選択してからロゴが出るまでの一定時間(約5秒)は白い画面となります
この画面の間はボタンを押さないこと
4-2-3.さいしょからはじめる
セーブデータの有無に関わらず最初から始める
セーブデータがある状態で、最初からはじめてもデータは上書きされません
4-2-4.IDを確認する
主人公とライバルの名前を決定後、操作可能なったらIDを確認します
※『いいえ』を押すごとにIDが変わるので1回で決めた方が良いです
4-3.seedparamsearch2に結果を入力
入力ポイント
- ソフトに合わせてnazoを指定
- 裏IDの総当たりにチェック
- 前後数秒の幅を持たせる
- 裏IDは空欄にする
4-4.seedparamsearch2に結果を確認
結果が出力されることを確認します
※結果が0の場合は手順を見直してみましょう
4-4-1.結果が複数出力された場合
VCount,Timer0,Frame,GxStat,年,月,日,時,分,秒,初期seed,消費数82,1107,6,6000000,0,1,1,0,0,16,95216CFBDDD7ABA8,26 ←正しい結果
82,1108,7,6000000,0,1,1,0,0,15,3A0A6AD1A7FBD260,23 ←間違った結果
今回は上の結果(太字)が正しい結果となります
判断ポイント
- Frameが6or8であること
- 実際のソフト選択時間+1秒がツール出力時間
※15秒にソフト選択したので16秒の結果が正しい
4-5.よく出るTimer0の値を特定
同じ時間設定で何度(約10回)か繰り返し、よく出るTimer0の値を把握しておきましょう
画像の結果ではTimer0が1105であり、前回と違う値となっています
5.よくある質問
Q,Frameの値が7で出力されました
A,7の場合は、正しい結果ではありません
Q,範囲を拡げたら結果が出ましたが、正しいですか?
A,いいえ、間違った結果が出ただけです
(※ツールはBW1用)
パラメータの範囲を拡げて再検索すれば、結果が出力されることがあります
しかし、その結果は正しくない結果のため、使用しても乱数調整はできません
多くのパラメータ特定方法の記事では、
特にTimer0の範囲が必要以上に広いため、間違った結果が出やすくなり、躓くポイントなので注意が必要です
Q,結果が出ません
A,主な失敗原因は以下となります
- 白い画面中にボタンを押している
- 時間設定を間違えている
- ニンテンドーDS/ニンテンドーDSlite以外を使用
- パラメータの入力ミス
- 本体を変えた(MACアドレスが違う)
- ソフトが違う(BW1を使用など)