BW2の乱数調整に必要なパラメータの特定方法
0.目次
※実際の手順は3からです
1.事前知識
1-1.BW1とBW2の違い
1-2.使用本体の種類
『ニンテンドー3DS』『ニンテンドー2DS』が今回の説明対象
1-3.MACアドレス
MACアドレスとは?
ネットワーク機器1台1台に割り当てられた固有の管理番号のこと
BW乱数ではパラメータの一種であり、MACアドレスが重複しない仕様のため、DS本体を変更した場合は本記事の作業をやり直す必要があります
(参考サイト:MACアドレスとは?)
2.乱数調整ツールのDL
- seedparamsearch2
(※seedparamsearchではありません) - [任意]SyokiSeedSearch(通称:SSS4)
- [任意]bwseedlist
- タイマー(秒数が計測できればなんでもOK)
- [任意]cal_offset
seedparamsearch2の起動確認
画像のようなツールが起動することを確認しましょう
起動を確認出来たら、一度ツールを閉じておきます
■ツールが動かない原因
- 解凍していない
www.pc-koubou.jp - .NET Frameworkを導入していない
3.seedparamsearch2の設定
3-1.『config.txtを作成する』
『seedparamsearch2』と同じフォルダに『config.txt』を作成
パラメータ情報を書き込みます(下記をコピペ)
config.txtを保存した状態でツールを開くと、パラメータが入力された状態になります
パラメータ | ||
種類 | ブラック2 | ホワイト2 |
nazo値 | 0209A8DC | 0209A8FC |
02039AC9 | 02039AF5 | |
027AA730 | 027AA5F0 | |
027AA784 | 027AA644 | |
027AA784 | 027AA644 | |
Vcount | A2 | BE |
Timer0 | 150D~1514 | 18AF~18B3 |
Frame | 8 | |
GxStat | ||
MACアドレス | 本体依存 |
MACアドレス確認方法を開く
3-2-1.各ソフトのパラメータ
『config.txt』は以下をコピペしましょう
ブラック2
A2
150D
6000000
8
XX-XX-XX-XX-XX-XX
0209A8DC
02039AC9
027AA730
027AA784
027AA784
ホワイト2
BE
18AF
6000000
8
XX-XX-XX-XX-XX-XX
0209A8FC
02039AF5
027AA5F0
027AA644
027AA644
3-2.seedparamsearch2の修正
※【設定例】ホワイト2の場合
以下の箇所を手動で修正します
■修正箇所
- 『直接入力』にチェック
- Timer0の上限を修正
4.パラメータ特定作業
4-1.ソフト選択時間を決める
任意のソフト選択時間を決めてその時間にソフトを起動します
【設定例】2000年1月1日00時00分30秒にソフト選択
4-2.ゲーム内操作の流れ
4-2-1.ソフト選択
4-2-2.白い画面中の操作
3DS画面でソフト選択してから、
任天堂のロゴが出るまでの時間はボタンを押さない
4-2-3.さいしょからはじめる
セーブデータの有無に関わらず最初から始める
セーブデータがある状態で、最初からはじめてもデータは上書きされません
4-2-4.主人公の名前選択時
主人公の名前を1回で決める
※このあとのライバルの名前に制限はありません
4-2-4.IDを確認する
4-3.seedparamsearch2に結果を入力
seedparamsearch2に時間の設定と、実際に出たIDの入力し、
入力後は『検索開始』を押します
■ツール設定のポイント
- 消費は上限60くらい
- 裏IDの総当たりにチェック
- 秒数は起動時間+10秒くらい
- 裏IDは空欄
- IDからを対象にしている
4-4.seedparamsearch2で結果を確認
4-4-1.Cal_offsetでの確認
上記の注意点より、結果が正しいかかCal_offset使って確認します
seedparamsearch2で特定し初期seedをCal_offsetにコピペして『Enter』キーを押す
■seedparamsearch2の出力例
VCount,Timer0,Frame,GxStat,年,月,日,時,分,秒,初期seed,消費数
be,18b3,8,6000000,0,1,1,0,0,36,EDBF9F646A7E31ED,24
BW1かBW2を選択→今回は『2』と入力して『Enter』キーを押す
セーブデータの状況により確認しましょう
■判断ポイント
自分のセーブデータに応じてオフセットを確認して、ゲーム内のIDとTIDの部分が一致しているか?
今回はセーブデータ『あり』のため、出力結果とTIDが一致している
4-5.出力結果について
■seedparamsearch2の出力例
VCount,Timer0,Frame,GxStat,年,月,日,時,分,秒,初期seed,消費数
be,18b3,8,6000000,0,1,1,0,0,36,EDBF9F646A7E31ED,24
■確認ポイント
- Timer0・・・範囲内であるか?
- 秒数・・・起動時間+7秒前後であるか?
※DSiの場合は1秒後
4-5.よく出るTimer0の値を特定
Timer0はゲーム起動時にランダムの値を取り、偏りもあります
『4.パラメータ特定作業』を複数回繰り返して、よく出るTimer0の値を把握しておきましょう
- ブラック2→1511と1513
- ホワイト2→18B1と18B3
上記Timer0が出やすいようです
(参考:smogonのforums)
5.よくある質問
Q,範囲を拡げたら結果が出ましたが、正しいですか?
A,いいえ、間違った結果が出ただけです
(※ツールはBW1用)
パラメータの範囲を拡げて再検索すれば、結果が出力されることがあります
しかし、その結果は正しくない結果のため、使用しても乱数調整はできません
多くのパラメータ特定方法の記事では、
特にTimer0の範囲が必要以上に広いため、間違った結果が出やすくなり、躓くポイントなので注意が必要です
Q,ホワイト2のTimer0の範囲が狭いのはなぜですか?
A,その範囲以外の値が未確認のため、未記載
ホワイト2 Timer0→18AF~18B3(5パターン)
smogonのフォーラムによると、もっと範囲が広い可能性が指摘されているものの、現状はその範囲外の値は未確認です
手順に不備がないにも関わらず結果が出ない場合は、Timer0の範囲を拡げてみてください
(参考:smogonのforums)
Q,名前決定時に『いいえ』を押しても結果は出ますか?
A,seedparamsearch2では正しい結果が出ます
主人公の名前決定時に『いいえ』を押すと乱数消費が発生する仕様のため、
Cal_offsetで確認する際はIDの部分が一致しなくなります
一方ライバルの名前決定時に『いいえ』を押しても乱数消費は発生していないようです
Q,ID乱数は別途しないといけないですか?
A,いいえ
色違いの乱数調整をするには裏IDの把握が必須です
その為にID乱数を行っています
今回のようにCal_offsetを使用した場合、SIDが裏IDに該当するため、
IDに拘らない場合はID乱数をする必要はありません
※セーブデータない状態でパラメータ特定した場合
Q,結果が出ません
A,主な失敗原因は以下となります