BW2乱数の欠点を改善(緩和)しつつ、乱数調整にかかる時間を短縮する方法
BW2乱数の欠点
- Timer0の変動が安定しない→試行回数で殴る
- 色理想個体の初期seed探しが大変→マシンパワー&PC酷使
パラメータ特定済みであり、BW2の固定乱数及びID乱数の知識がある前提
Timer0安定法とは?
初代DS・DSliteを使用し、条件を満たして電源起動した場合、
Timer0の変動を安定させることができる
使用ソフト・本体
準備
Timer0の特定
- Timer0安定法で良く出るTimer0の値を特定
任意の時間に時刻設定し、最速で起動し受け取りを行う
この作業を複数回行い、出やすいTimer0の値特定する
- DS時刻設定例
2000年1月1日00:00 設定後、最速で電源起動※最速電源起動しないと、Timer0ズレの原因となります
SSS4で個体確認
- ツール設定(画像はホワイト2)
- Timer0・・・通常の範囲
- 秒数・・・『3』~『7』秒最速起動時間の±数秒
- キー・・・『A』のみ入力A連打した際にキーが入った際の保険
- 個体値・・・出現した個体の情報を入力
- 出現結果①
年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力
0,1,1,0,0,5,10f7,2,4,21,23,9,3,17,ドラゴン,52,7DBFE2FE0DD59435,
- 出現結果②
年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力
0,1,1,0,0,5,10f9,2,11,12,5,5,13,25,ドラゴン,30,0278E5C74581F3C4,
調査まとめ(ホワイト2)
- 最速起動時間の秒数・・・『5』秒
- 高頻出のTimer0・・・『10f7』『10f9』
SSS4で初期seed検索
(色違いにしたい場合でも)色違い性格値検索にチェック不要候補のseedは複数個用意すること
- キー入力必須
Timer0安定法で出現する初期seedの確認
検索結果に出力された初期seedの時刻に起動し、
実際に出現する個体か確認する
2-3回程度同時刻に起動して、
出現しない場合は次の初期seedを試す
- 検索結果例
年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力①8,6,1,10,1,5,10f9,2,31,0,31,31,31,31,ドラゴン,68,ABD93E443D4A2107,AB←↓②8,12,12,2,48,5,10f9,2,31,0,31,31,31,31,ドラゴン,68,14719922D9F544AD,AB→③8,12,25,9,29,5,10f9,2,31,0,31,31,31,31,ドラゴン,68,71AFC8968EAD1777,Se↑(以降省略)
- 今回の乱数使用初期seed
年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力8,6,1,10,1,5,10f9,2,31,0,31,31,31,31,ドラゴン,68,ABD93E443D4A2107,AB←↓15494,84E4E476,うっかりや,○,E481E487,★
目標消費数を確認
- bwseedlistを使用する
- ツール設定
- 初期seedをクリック*8
- 表IDと裏ID・・・自身のソフトのIDを入力
- ID補正・・・チェックを入れる
- 消費数・・・5万程度◆狙いやシンクロなしは10万以上推奨100万超えてもツールは動きます
- オフセット・・・入力不要
設定後、『固定リスト』をクリック
乱数消費の流れ
- 目標時間にCギアオフで起動
起動後はレポート針の位置確認を行い初期seedの一致確認*9
ライブキャスターで性格値乱数を消費する
- 大雑把に性格値乱数消費を行う
※イメージ的には7世代のフェスサークル消費に近い
bwseedlist出力方法
bwseedlistパターンリスト出力設定
- ツール設定
- パターンリスト用・・・『針』を選択
- 消費数・・・目標消費数の前後500程度数時間ライブキャスターで消費する場合は前後1~2万程度※注意※数十万を超えるとツールがフリーズ可能性あり
- カンマ区切り・・・チェックを外す
- 指定数毎に改行・・・チェックを外す
- オフセット・・・入力不要
設定後、『パターンリスト』をクリック
『,(カンマ)』や改行されず*10に出力されていること
現在位置確認
- ライブキャスター消費後にレポート針で現在位置を確認する
検索ウインドウを開いた(Ctrl+F)あとに、
レポートを複数回書いて針の位置を入力
「下に検索」を押すと該当箇所の背景が黄色に変わる
他に候補がなくなるまで針の位置を入力すること
- 性格値乱数列の現在位置計算方法
針の位置候補が1つになったら、パターンリストの赤枠部分を全部選択する
【画像例】最初(3行目の数字5)から黄色の背景の最後の文字(画像では7)まで選択する
- 文字数記載場所
●●●chars*11→今回は462文字
今回の乱数例ではリスト結果が15000から開始しているので、
15000を足した15462が(性格値乱数列の)現在位置となります
備考
サクラエディタでの操作方法も記載しましたが、
文字数をカウントできれば他のツールでも代用可能です
本記事の方法でBW2での乱数調整にかかる時間が大幅に短縮されますが、
BW1の方がTimer0が安定しているので基本BW1推奨です