BW2の固定乱数調整方法について
0.目次
1.事前準備
前提条件
乱数調整ツール
乱数調整に必要なポケモン・アイテム
乱数調整対象のポケモン
セーブポイント
乱数調整したいポケモンの前でセーブする
※NPCがいる場合はNPCを『移動させて』倒して動かないようにさせること
ペラップの『おしゃべり』で録音しておくこと
1.SSS4の設定
1-1.パラメータ情報を入力
SSS4を開いたら赤枠のパラメータを入力しましょう
Timer0の個数は1個以上
『nazo』をクリックすると、『nazo値指定』の入力ウインドウが開くので、
そちらに入力しましょう
1-2.起動時の条件を入力
■時間設定のポイント
- 年の範囲・・・~2050年まで
- 時間の範囲・・・11時まで(午後の時間は使用不可)
- 秒数の範囲・・・30秒以降推奨(起動に20秒以上かかるため)
キー入力について
パラメータ特定の際にソフト選択後は一定時間ボタンを押さない時間がありましたが、その期間中にボタンを『長押し』することで初期seedを変更する(2)ことができます
※1回押すだけや連打ではなく必ず『長押し』
押しにくいボタン以外を設定しておくと検索範囲を増やすことができます
※設定しない場合は候補が見つからないことがあります
1-3.検索条件の設定
■設定ポイント
■色違い性格値検索について
裏IDを特定できている場合、設定しておくと色違い個体のみヒットします
性格は4世代とは異なり、シンクロ成功する結果を選べば別の性格にも対応可能
1-4.検索する
設定完了後は『検索開始』を押して放置しましょう
■検索時間について
PCスペックと、検索範囲や条件によります
6V色違いなどの厳しい条件を設定していると、数日かかることもあります
5V色違い程度であれば、数時間程度で候補は見つかると思います
■中断について
中断した場合、検索途中までの結果が返ってきます
中断して再度検索する際は『最初から検索される仕様』なので、
計算中以降の時間の範囲を設定して検索しましょう
1-5.出力結果
しばらく放置後、候補があれば適宜中断して結果を保存しておきましょう
1-5-1.出力結果
■検索結果例
年,月,日,時,分,秒,Timer0,個体値乱数消費,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,性格値乱数消費,乱数値,性格値,キー入力
0,10,1,11,29,49,18b1,2,31,31,31,18,31,31,でんき,70,0D904F7ACC583B9C,115,35263526,35273526,A←↓
1,4,27,0,49,46,18b3,2,31,31,31,11,31,31,あく,70,24885CD3345B2B89,89,5E825E86,5E835E86,B←↓
1,11,29,6,49,39,18b3,2,31,31,31,11,31,31,あく,70,09513E25D18C2169,107,F065F067,F064F067,A↑
2,1,5,0,25,44,18b3,2,31,31,31,4,31,31,でんき,59,E7E04D240AC4794E,89,7D217D26,7D207D26,→↓
10,4,18,8,10,43,18b1,2,31,31,31,26,31,31,でんき,70,07270625153383AA,87,01F581F3,81F481F3,↑
14,9,12,0,32,39,18b3,2,31,31,31,31,31,31,あく,70,DFE7EBF295CF04F4,296,8DB60DB2,0DB70DB2,A→
21,4,7,7,4,38,18b1,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,F4E5FD8AF81D8D18,226,21D4A1D7,A1D5A1D7,A←↑
22,10,2,7,32,42,18b3,2,31,31,31,12,31,31,でんき,59,BAD81848F6488480,97,4D9DCD9D,CD9CCD9D,
25,1,25,4,51,50,18b1,2,31,31,31,4,31,31,でんき,59,AB0A9A92DEBF44B5,144,0EDD8ED9,8EDC8ED9,A←↓
25,4,3,8,26,44,18b3,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,1A7C30A9400251E3,56,F98F798A,798E798A,←↓
31,12,27,8,34,44,18b2,2,31,31,31,23,31,31,あく,70,8DED5AEAC198C4D2,185,66E066E4,66E166E4,→↓
33,6,29,11,24,41,18b2,2,31,31,31,4,31,31,でんき,59,428CB959AD68034C,185,C04FC04D,C04EC04D,AB→↓
35,2,2,8,47,50,18b2,2,31,31,31,15,31,31,あく,70,9123573D41C408C0,60,762B762C,762A762C,A↑
1-5-2.出力結果の見方
年,月,日,時,分,秒,Timer0,個体値乱数消費,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,性格値乱数消費,乱数値,性格値,キー入力
0,10,1,11,29,49,18b1,2,31,31,31,18,31,31,でんき,70,0D904F7ACC583B9C,115,35263526,35273526,A←↓
カンマ(,)区切りとなっています
下記のように見やすくメモしておきましょう
時間設定:2000年10月1日11時29分49秒 キー入力:A←↓
※実際にソフト選択する時間は、この結果にロード時間を引いた時間となる
初期seed:0D904F7ACC583B9C
性格値乱数消費(目標の位置):115
個体値:31,31,31,18,31,31
2.使用初期seedの選定
2-1.選定条件
オフセット<性格値乱数消費
2-2.オフセット特定方法
Cal_offsetを使ってオフセットを特定します
■使用初期seed
年,月,日,時,分,秒,Timer0,個体値乱数消費,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,性格値乱数消費,乱数値,性格値,キー入力
25,4,3,8,26,44,18b3,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,1A7C30A9400251E3,56,F98F798A,798E798A,←↓
Cal_offsetに初期seed(16桁の英数字)をコピー&ペーストします
『Enter』キーを押すと次の質問が出力されます
BW1かBW2か聞かれるので『2』と入力して『Enter』キーを押す
続きから始めたときの項目を確認して、offsetの値を確認します
今回は50となります
オフセット50<性格値乱数消費56
選定条件を満たしているため、使用できる初期seedとなります
使用できない場合は別の初期seedを探しましょう
3.bwseedlistの設定
3-1.bwseedlistの設定
3-1-1.パラメータを入力
bwseedlistにもパラメータ情報を入力します
3-1-2.起動時間を入力
目標初期seedのツール結果の時間を入力
※実際にソフト選択する時間ではありません
キー入力を設定している場合は、そちらにもクリックして対象キーを入力する
パラメータ入力後、『設定を保存』をクリックする
3-1-3.入力内容のチェック
初回で使用する場合は、入力内容が正しいか確認しましょう
任意のリストを開いて、目標の初期seedが出力されているか確認しましょう
※確認は『パターンリスト』がオススメ
3-2.そのほかの項目
3-3.目標個体の確認方法
bwseedlistの『固定リスト』を出力します
ツール結果の『性格値乱数消費』の数字と同じ場所に『★』マークがあるので、
そこを目標にペラップやレポートで乱数消費していきます
4.乱数調整の流れ
■今回の使用初期seed
起動時間:2025年4月3日8時26分44秒 キー入力:←↓
初期seed:1A7C30A9400251E3
性格値乱数列消費:56
4-1.本体の時間設定
3DS本体時間を使用初期seedの時間に設定し、タイマー側も秒数を入力します
※タイマーに入力する秒数は3DSのラグを考慮した時間
(私の3DSの場合はツール結果‐6秒なので、44-6=38秒)
■使用するタイマー
emtimerを使用しておりますが、秒数がわかればなんでもOK
4-2.ソフト選択のタイミング
3DSのメニュー画面で待機して、タイマー終了(0秒00)と同時にソフトを選択する
選択時に指定されたキー入力のボタンを長押しする
今回の初期seedでは、十字ボタンの『←』『↓』を長押しする
キー入力について
ソフト選択後の画面中に特定のボタンを押すと初期seedが変わる仕様です
パラメータ特定時に『何も押さない』の注意書きがあったのはその為です
4-3.続きから始める時の注意
続きから始める際は、『C-GEAR』オフで始めること
4-4.初期seed一致確認
4-4-1.レポート針
続きから始めたら、レポートを書いて針の開始位置を確認します
レポート1回書くたびに性格値乱数を1消費しますので回数を覚えておきましょう
針に向きは画像の数字と対応しているので、数回分を数字でメモしておきます
■今回の針の位置
1回目の針の位置7
2回目の針の位置1
3回目の針の位置7
4回目の針の位置2
※合計4消費
4-4-2.bwseedlistパターンリストの確認方法
■設定ポイント
- 出力を『針』にする
- カンマ区切りにしない(☑入れない)
- 指定行毎に改行しない(☑入れない)
リスト結果から初期seedが一致しているか確認します
目標の初期seedなら、次の手順に進みましょう
違う初期seedなら、時間設定からやり直しましょう
4-5.ペラップで乱数消費
目標個体の直前までペラップやレポートで乱数消費を行います
ちなみに性格の横の『〇』や『×』はシンクロの成否結果です(〇→成功、×→失敗)
ペラップのステータス画面で鳴き声が聞こえるたびに性格値乱数を1消費
※消音でも消費しています
4-6.実際に出た個体を捕獲する
出現した個体を捕獲しましょう
5.成功時
目標個体なら乱数調整成功です
今回はシンクロ(性格はようき)
6.失敗時
[基本方針]実際に捕獲してみる
複数回特定に失敗している場合、シンクロなしで捕獲してみましょう
そのためにマスターボールがあると楽です
6-1.個体値が一致している場合
主な要因を以下の要素となります
録音忘れの例
レポート4回書いたあとに、ペラップのステータスを1回見た場合
個体値は一致しているが、性格が異なり通常色の個体が出現した
bwseedlistの『固定リスト』を出力しましょう
オフセットから目標までの間に実際に出現した個体の性格があれば、
その個体が出現した可能性が高いです
今回は、目標の1つ前の性格が出ている為、『録音忘れ』が失敗原因となります
※性格から判定が困難な場合は、シンクロを使用しないで試すこと
6-2.個体値が一致していない場合
個体値が違う時点で目標の初期seedをひけていません
なので、どの初期seedを引いたか特定する必要があります
- 時間設定ミス
- 起動時間のミス(キー入力含む)
- Timer0ズレ
- 本体またはソフトが違う
(※MACアドレスを確認しましょう)
時間ミスの例
レポートを5回書いたあとに出現した個体の場合
※シンクロなし
■SSS4の設定
■出力結果
年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力
25,4,3,8,26,45,18b3,2,13,26,20,2,12,27,どく,46,DDD4E8324700AE55,←↓
■比較結果
年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力
25,4,3,8,26,45,18b3,2,13,26,20,2,12,27,どく,46,DDD4E8324700AE55,←↓
25,4,3,8,26,44,18b3,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,1A7C30A9400251E3,56,F98F798A,798E798A,←↓(正しい結果)
正しい結果と比較すると、ソフト選択の秒数が違うことがわかります
Timer0ズレの例
針の結果が以下だった場合
1回目の針の位置7
2回目の針の位置4
3回目の針の位置0
4回目の針の位置6
5回目の針の位置2
bwseedlistの『パターンリスト』を出力します
『CTRL』キーを押しながら『F』キーを開くと検索ウインドウが出ます
出現した針を入力して検索をかけるとTimer0ズレか探せます
今回は0x18b1の結果のため、Timer0ズレが原因です
7.よくある質問
乱数調整ツールはどれですか?
ペラップ未所持ですが、代用はありますか?
レポートを書く
数十回書くのは大変なので、できる限りペラップを用意しましょう
ドーブルなどに『おしゃべり』を習得させても代用できません
■野生出現での入手方法
- BW1の場合→なし
- BW2の場合→隠し穴(限定)
■過去作での入手方法
NPCありのポケモンでも乱数調整できますか?
できます
今回は初回の説明のため対象外としております
NPCありの場合はレポート針による初期seed確認ができません
※不定のNPCが動くと性格値乱数を消費するため
NPCなしで成功してから挑戦されることを推奨します
bwseedlistのオフセットについて
オフセットを入力して出力した場合はリストが視認しやすくなりますが、
初期seedの一致確認の際に消す必要があるので、慣れないうちの非推奨です
■オフセット+1について
BW2の乱数調整のやり方を書いたブログでは取り入れられていますが、
致命的なミスに繋がるのでNGです
『固定リスト』を出力する際には、消費数=目標
という考え方ができるので理解しやすいですが、
同じ要領で『パターンリスト』を出力した場合は、
初回の針の結果が違う(以降もズレる)ので、
初期seed一致しないと誤認することになります