ミルクの日記

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【第5世代乱数】BW2 固定乱数【3DS用】

BW2の固定乱数調整方法について


 

0.目次

目次を閉じる

 


 

1.事前準備

 

前提条件

パラメータ特定済み

裏IDの理解

3値(個体値種族値努力値)の理解

個体値計算ツールを使用して個体値を正確に特定ができる

 


 

乱数調整ツール

使用ツール

SSS4

bwseedlist

cal_offset

 


 

乱数調整に必要なポケモン・アイテム

ペラップ(1)

捕獲要員

シンクロ要員

マスターボール

捕獲用のボール

 


 

乱数調整対象のポケモン

 

下記記事のNPCなしポケモンを選びましょう

*参考記事*

 


 

セーブポイント

 

https://imgur.com/5NX3FO7.jpg

乱数調整したいポケモンの前でセーブする
NPCがいる場合はNPCを『移動させて』倒して動かないようにさせること
ペラップの『おしゃべり』で録音しておくこと

 


 

1.SSS4の設定

 

1-1.パラメータ情報を入力

 

https://imgur.com/fv2deZR.jpg

SSS4を開いたら赤枠のパラメータを入力しましょう

Timer0の個数は1個以上

https://imgur.com/U9ACwDJ.jpg

nazo』をクリックすると、『nazo値指定』の入力ウインドウが開くので、

そちらに入力しましょう

■【入力例】ソフト:ホワイト2 本体:3DS

https://imgur.com/EBj7YnF.jpg

Timer0の範囲はよく出る範囲のみ入力して最後に『保存』を押しましょう

 


 

1-2.起動時の条件を入力

 

https://imgur.com/D8jCAYY.jpg

時間設定のポイント

  • 年の範囲・・・~2050年まで
  • 時間の範囲・・・11時まで(午後の時間は使用不可)
  • 秒数の範囲・・・30秒以降推奨(起動に20秒以上かかるため)

3DSの場合は『3DS』にチェックを入れる

 

キー入力について

https://imgur.com/Hn0fnis.jpg

パラメータ特定の際にソフト選択後は一定時間ボタンを押さない時間がありましたが、その期間中にボタンを『長押し』することで初期seedを変更する(2)ことができます

※1回押すだけや連打ではなく必ず『長押し

押しにくいボタン以外を設定しておくと検索範囲を増やすことができます

※設定しない場合は候補が見つからないことがあります

 


 

1-3.検索条件の設定

 

https://imgur.com/Qel7CHP.jpg

■設定ポイント

  • 個体値乱数列・・・2~2(BW2の固定シンボルの場合)
  • 個体値の範囲・・・お好み(画像は物理5V用)
  • 性格値乱数列・・・250程度(慣れている人は増やしてもOK)

■色違い性格値検索について

https://imgur.com/mzliu6I.jpg

裏IDを特定できている場合、設定しておくと色違い個体のみヒットします
性格は4世代とは異なり、シンクロ成功する結果を選べば別の性格にも対応可能

*[補足] 特殊めざパ用*

https://imgur.com/2F3xcVE.jpg

個体値範囲を30-31にすることで、1回の計算で特殊5Vやめざパの計算をすることが可能です

出力結果は保存しておき、ポケモンに応じて初期seedを使い分けましょう

 


 

1-4.検索する

 

https://imgur.com/ZxbC8pr.jpg

設定完了後は『検索開始』を押して放置しましょう

検索時間について

PCスペックと、検索範囲や条件によります

6V色違いなどの厳しい条件を設定していると、数日かかることもあります

5V色違い程度であれば、数時間程度で候補は見つかると思います

■中断について

中断した場合、検索途中までの結果が返ってきます

https://imgur.com/kqnRp3u.jpg

中断して再度検索する際は『最初から検索される仕様』なので、
計算中以降の時間の範囲を設定して検索しましょう

 


 

1-5.出力結果

 

https://imgur.com/pN3rZp2.jpg

しばらく放置後、候補があれば適宜中断して結果を保存しておきましょう

 

1-5-1.出力結果

 

■検索結果例

年,月,日,時,分,秒,Timer0,個体値乱数消費,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,性格値乱数消費,乱数値,性格値,キー入力
0,10,1,11,29,49,18b1,2,31,31,31,18,31,31,でんき,70,0D904F7ACC583B9C,115,35263526,35273526,A←↓
1,4,27,0,49,46,18b3,2,31,31,31,11,31,31,あく,70,24885CD3345B2B89,89,5E825E86,5E835E86,B←↓
1,11,29,6,49,39,18b3,2,31,31,31,11,31,31,あく,70,09513E25D18C2169,107,F065F067,F064F067,A↑
2,1,5,0,25,44,18b3,2,31,31,31,4,31,31,でんき,59,E7E04D240AC4794E,89,7D217D26,7D207D26,→↓
10,4,18,8,10,43,18b1,2,31,31,31,26,31,31,でんき,70,07270625153383AA,87,01F581F3,81F481F3,↑
14,9,12,0,32,39,18b3,2,31,31,31,31,31,31,あく,70,DFE7EBF295CF04F4,296,8DB60DB2,0DB70DB2,A→
21,4,7,7,4,38,18b1,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,F4E5FD8AF81D8D18,226,21D4A1D7,A1D5A1D7,A←↑
22,10,2,7,32,42,18b3,2,31,31,31,12,31,31,でんき,59,BAD81848F6488480,97,4D9DCD9D,CD9CCD9D,
25,1,25,4,51,50,18b1,2,31,31,31,4,31,31,でんき,59,AB0A9A92DEBF44B5,144,0EDD8ED9,8EDC8ED9,A←↓
25,4,3,8,26,44,18b3,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,1A7C30A9400251E3,56,F98F798A,798E798A,←↓
31,12,27,8,34,44,18b2,2,31,31,31,23,31,31,あく,70,8DED5AEAC198C4D2,185,66E066E4,66E166E4,→↓
33,6,29,11,24,41,18b2,2,31,31,31,4,31,31,でんき,59,428CB959AD68034C,185,C04FC04D,C04EC04D,AB→↓
35,2,2,8,47,50,18b2,2,31,31,31,15,31,31,あく,70,9123573D41C408C0,60,762B762C,762A762C,A↑

 

1-5-2.出力結果の見方

 

,,,,,,Timer0,個体値乱数消費,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,性格値乱数消費,乱数値,性格値,キー入力
0,10,1,11,29,49,18b1,2,31,31,31,18,31,31,でんき,70,0D904F7ACC583B9C,115,35263526,35273526,A←↓

カンマ(,)区切りとなっています
下記のように見やすくメモしておきましょう

時間設定:2000年10月1日11時29分49秒 キー入力:A←↓
※実際にソフト選択する時間は、この結果にロード時間を引いた時間となる
初期seed:0D904F7ACC583B9C
性格値乱数消費(目標の位置):115
個体値:31,31,31,18,31,31

 


 

2.使用初期seedの選定

 

2-1.選定条件

オフセット<性格値乱数消費

 


 

2-2.オフセット特定方法

 

Cal_offsetを使ってオフセットを特定します

■使用初期seed

年,月,日,時,分,秒,Timer0,個体値乱数消費,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,性格値乱数消費,乱数値,性格値,キー入力
25,4,3,8,26,44,18b3,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,1A7C30A9400251E3,56,F98F798A,798E798A,←↓

https://imgur.com/J5CzvQt.jpg

Cal_offset初期seed(16桁の英数字)をコピー&ペーストします
Enter』キーを押すと次の質問が出力されます

https://imgur.com/AyElymL.jpg

BW1かBW2か聞かれるので『2』と入力して『Enter』キーを押す

https://imgur.com/5V5HZhA.jpg

続きから始めたときの項目を確認して、offsetの値を確認します

今回は50となります

オフセット50<性格値乱数消費56

選定条件を満たしているため、使用できる初期seedとなります
使用できない場合別の初期seedを探しましょう

 


 

3.bwseedlistの設定

 

3-1.bwseedlistの設定

 

3-1-1.パラメータを入力

https://imgur.com/UlKUrKC.jpg

bwseedlistにもパラメータ情報を入力します

■Timer0の範囲(3DS)

  • ブラック2・・・150D~1514
  • ホワイト2・・・18AF~18B3

よく出る範囲ではなくとりうる範囲を入力

 

3-1-2.起動時間を入力

https://imgur.com/DDTYxlV.jpg

目標初期seedのツール結果の時間を入力
※実際にソフト選択する時間ではありません

https://imgur.com/IMJmj8e.jpg

キー入力を設定している場合は、そちらにもクリックして対象キーを入力する
パラメータ入力後、『設定を保存』をクリックする

 

3-1-3.入力内容のチェック

https://imgur.com/Y6DO6mu.jpg

初回で使用する場合は、入力内容が正しいか確認しましょう
任意のリストを開いて、目標の初期seedが出力されているか確認しましょう
※確認は『パターンリスト』がオススメ

 


 

3-2.そのほかの項目

https://imgur.com/vDmCvOB.jpg

■IDについて(色違いの場合入力必須)

  • 表IDと裏IDを入力
  • 『ID補正』にチェックを入れる

■消費数

  • 目標より少し多めに設定

■オフセット

  • 入力不要

 


 

3-3.目標個体の確認方法

 

https://imgur.com/PhdwsjE.jpg

bwseedlistの『固定リスト』を出力します
ツール結果の『性格値乱数消費』の数字と同じ場所に『★』マークがあるので、
そこを目標にペラップやレポートで乱数消費していきます

 


 

4.乱数調整の流れ

■今回の使用初期seed

起動時間:2025年4月3日8時26分44秒 キー入力:←↓

初期seed:1A7C30A9400251E3

性格値乱数列消費:56

 


 

4-1.本体の時間設定

https://imgur.com/aKmz3US.jpg

3DS本体時間を使用初期seedの時間に設定し、タイマー側も秒数を入力します
※タイマーに入力する秒数は3DSのラグを考慮した時間
(私の3DSの場合はツール結果‐6秒なので、44-6=38秒)

 

■使用するタイマー
emtimerを使用しておりますが、秒数がわかればなんでもOK

 


 

4-2.ソフト選択のタイミング

 

https://imgur.com/QNt03gV.jpg

3DSのメニュー画面で待機して、タイマー終了(0秒00)と同時にソフトを選択する

選択時に指定されたキー入力のボタンを長押しする
今回の初期seedでは、十字ボタンの』『長押しする

 

キー入力について

https://imgur.com/4B3OdhS.jpg

ソフト選択後の画面中に特定のボタンを押すと初期seedが変わる仕様です
パラメータ特定時に『何も押さない』の注意書きがあったのはその為です

 


 

4-3.続きから始める時の注意

https://imgur.com/A6OQc8r.jpg

続きから始める際は、『C-GEARオフで始めること

*[要注意] C-GEARについて*

https://imgur.com/OnlVXpQ.jpg

続きから始める時にC-GEARオフで始めて乱数調整中はONにしないこと

一度でもONにした場合は、時間設定からやり直しです

 


 

4-4.初期seed一致確認

 

4-4-1.レポート針

https://imgur.com/GyFoq1W.jpg

https://imgur.com/2Tdr0C4.jpg

続きから始めたら、レポートを書いて針の開始位置を確認します
レポート1回書くたびに性格値乱数を1消費しますので回数を覚えておきましょう
針に向きは画像の数字と対応しているので、数回分を数字でメモしておきます

■今回の針の位置

1回目の針の位置7
2回目の針の位置1
3回目の針の位置7
4回目の針の位置2
※合計4消費

 

4-4-2.bwseedlistパターンリストの確認方法

https://imgur.com/GyFoq1W.jpg
bwseedlistのパターンリストを出力します

■設定ポイント

  • 出力を『』にする
  • カンマ区切りにしない(☑入れない)
  • 指定行毎に改行しない(☑入れない)

https://imgur.com/s8q76YR.jpg
リスト結果から初期seedが一致しているか確認します
目標の初期seedなら、次の手順に進みましょう
違う初期seedなら、時間設定からやり直しましょう

 


 

4-5.ペラップで乱数消費

 

https://imgur.com/KYj91Cg.jpg
bwseeedlistを使って『固定リスト』を出力します

https://imgur.com/rg6mofe.jpg

目標個体の直前までペラップやレポートで乱数消費を行います
ちなみに性格の横の『』や『×』はシンクロの成否結果です(〇→成功、×→失敗)

https://imgur.com/tvrblO8.jpg

ペラップのステータス画面で鳴き声が聞こえるたびに性格値乱数を1消費
※消音でも消費しています

■性格値乱数消費について

オフセット+レポート回数+ペラップステータス確認回数+NPC消費=目標-1

■今回の消費数

オフセット(50)+レポート4回+ペラップ(1回)=55(目標56-1)

 

 

4-6.実際に出た個体を捕獲する

https://imgur.com/Gf1V3GV.jpg

出現した個体を捕獲しましょう

 


 

5.成功時

 

https://imgur.com/2uaRy5n.jpg

目標個体なら乱数調整成功です
今回はシンクロ(性格はようき)

 


 

6.失敗時

 

[基本方針]実際に捕獲してみる

 

複数回特定に失敗している場合、シンクロなしで捕獲してみましょう
そのためにマスターボールがあると楽です

 


 

6-1.個体値が一致している場合

主な要因を以下の要素となります

 
  1. 録音忘れ
  2. 裏IDが違う
  3. 数え間違え
  4. NPC消費している
    (NPCありの伝説の場合)

 

録音忘れの例

https://imgur.com/rcprT1Q.jpg

レポート4回書いたあとに、ペラップのステータスを1回見た場合
個体値は一致しているが、性格が異なり通常色の個体が出現した

https://imgur.com/IQJpc2z.jpg

bwseedlistの『固定リスト』を出力しましょう
オフセットから目標までの間に実際に出現した個体の性格があれば、
その個体が出現した可能性が高いです

今回は、目標の1つ前の性格が出ている為、『録音忘れ』が失敗原因となります

※性格から判定が困難な場合は、シンクロを使用しないで試すこと

 


 

6-2.個体値が一致していない場合

個体値が違う時点で目標の初期seedをひけていません
なので、どの初期seedを引いたか特定する必要があります

 
  1. 時間設定ミス
  2. 起動時間のミス(キー入力含む)
  3. Timer0ズレ
  4. 本体またはソフトが違う
    (MACアドレスを確認しましょう)

 

時間ミスの例

https://imgur.com/cs8TN6Q.jpg

レポートを5回書いたあとに出現した個体の場合
※シンクロなし

■SSS4の設定

https://imgur.com/f1hoETj.jpg

  • Timer0・・・取りうる範囲に変更
  • 時間・・・目標個体の時間(前後数秒の範囲)
  • 個体値・・・実際に出現した個体の個体値
  • 色違い・・・チェックを外す

■出力結果

年,月,日,時,分,秒,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力
25,4,3,8,26,45,18b3,2,13,26,20,2,12,27,どく,46,DDD4E8324700AE55,←↓

■比較結果

年,月,日,時,分,,Timer0,消費数,H,A,B,C,D,S,めざパ,威力,初期seed,キー入力
25,4,3,8,26,45,18b3,2,13,26,20,2,12,27,どく,46,DDD4E8324700AE55,←↓
25,4,3,8,26,44,18b3,2,31,31,31,0,31,31,でんき,59,1A7C30A9400251E3,56,F98F798A,798E798A,(正しい結果)

正しい結果と比較すると、ソフト選択の秒数が違うことがわかります

 

Timer0ズレの例

針の結果が以下だった場合

1回目の針の位置7
2回目の針の位置4
3回目の針の位置0
4回目の針の位置6
5回目の針の位置2

https://imgur.com/wHtrbFD.jpg

bwseedlistの『パターンリスト』を出力します

https://imgur.com/ITfrtjX.jpg

『CTRL』キーを押しながら『F』キーを開くと検索ウインドウが出ます
出現した針を入力して検索をかけるとTimer0ズレか探せます

今回は0x18b1の結果のため、Timer0ズレが原因です

 


 

7.よくある質問

 

乱数調整ツールはどれですか?

■SSS4の場合

https://imgur.com/X6IP7zf.jpg

乱数調整ツールをダウンロードしたら、まず展開(解凍)をしましょう
※『種類』が『アプリケーション』ものが対象です

拡張子表示している人は『exe』とついてるものとなります

 


 

ペラップ未所持ですが、代用はありますか?

レポートを書く

数十回書くのは大変なので、できる限りペラップを用意しましょう
ドーブルなどに『おしゃべり』を習得させても代用できません

■野生出現での入手方法

  • BW1の場合→なし
  • BW2の場合→隠し穴(限定)

■過去作での入手方法

 


 

NPCありのポケモンでも乱数調整できますか?

できます

今回は初回の説明のため対象外としております

NPCありの場合はレポート針による初期seed確認ができません
不定NPCが動くと性格値乱数を消費するため

NPCなしで成功してから挑戦されることを推奨します

 


 

bwseedlistのオフセットについて

https://imgur.com/S6Y5yYv.jpg

オフセットを入力して出力した場合はリストが視認しやすくなりますが、
初期seedの一致確認の際に消す必要があるので、慣れないうちの非推奨です

■オフセット+1について

BW2の乱数調整のやり方を書いたブログでは取り入れられていますが、
致命的なミスに繋がるのでNGです

https://imgur.com/77z6kF2.jpg

固定リスト』を出力する際には、消費数=目標
という考え方ができるので理解しやすいですが、
https://imgur.com/qRy8b7L.jpg

同じ要領で『パターンリスト』を出力した場合は、
初回の針の結果が違う(以降もズレる)ので、
初期seed一致しないと誤認することになります

*参考記事*

 


 

8.脚注

  1. ^事前におしゃべりを習得させ、録音しておくこと(2匹推奨)
  2. ^※正確には押すボタンによって初期seedの決定処理に影響する